国際交流も先駆け
国際交流も先駆け
英語科 砂川 禎夫
このブログの閲覧されている皆様、東海大学のスローガンをご存じですか? 学園のスローガンは「先駆けであること 〜Think Ahead, Act for Humanity〜」このスローガンと交えつつ、今回の短期留学プログラムについてお話したいと思います。
今回、3年ぶりとなるマレーシアの姉妹校であるベスタリ校との現地交流が7月21日~7月28日にかけて実施されました。コロナ禍ではずっとオンライン交流は県内でも先駆けて実施しており、また現地校へ赴き、生の国際交流を実施するということも県内では本校が先駆けとなりました。コロナ禍で海外という不安な要素も大きくある中、この交流が成功したのも、姉妹校提携を結んでから約7年もの間培われてきたベスタリ校のホスピタリティ精神、そして、両校の交流に対する絆があったからこそ他校に先駆けた短期留学プログラムの実施に繋がったことかと思います。
私自身、ベスタリ校への引率は2回目で、6年ぶりとなる引率となりました。プログラムの内容は、現地校の授業に加えて、毎年変化する様々なアクティビティがあります。1年生で参加しても、また翌年参加しても異なるアクティビティがプログラムには組み込まれており、毎年異なる体験をすることができるのもこのベスタリ校との交流プログラムになっています。現地では、バディが組まれており、サポートも充実しています。今年度は、SDGsにも絡んでいる植林プログラムや現地の食を作って体験するプログラム、また伝統音楽を学ぶプログラムなど様々要素が入った交流となりました。最初は、生徒たちもワクワクする気持ちと不安が交錯する中、福岡空港での集合になりました。多くの生徒と一緒に現地で生活していると表情が研修を重ねるごとに変化しており、主体性を持ってこのプログラムに取り組む姿勢と、そして、海外文化1つ1つを胸に刻んでゆく姿が印象的でした。その中でも、私の胸に残った生徒の言葉を紹介したいと思います。福岡に帰る便でチャンギ空港での会話で「この研修中、なんか夢の中にずっといるみたいでした。」というコメントが心に残りました。この言葉が出てくるのは、言葉では表現しきれないものであり、1日1日が充実して、そして、この研修で異文化に触れ、たくさん学び、ベスタリの生徒とともに素晴らしい交流ができたからこそ出てきた言葉だと感じます。私もその言葉について、離れていくシンガポールの夜景を見ながら、「海外へ行っていたんだ。」と自分自身も実感するとともに、コロナ禍で中断していた現地での交流、海外生活やベスタリ校の生徒たちとの触れ合い、海外へ行くことの素晴らしさを再認識できる旅となりました。本校での国際交流プログラムはまだまだ再スタートを切ったばかりです。11月には、ベスタリ校の生徒を迎えるにあたり、福岡の地から国際感覚を身に付けるチャンスが広がっています。是非この機会に多くの生徒に、交流をして、自身の成長に繋げて、そして来年には多くの生徒たちがチーム東海として、先駆けとなり海外へ飛び立ち、自身の成長に繋がる活動をしてほしいです。活動の詳細は是非本校インスタグラムの様子をご覧ください。