「中期留学について」
「中期留学について」
英語科 砂川 禎夫
さて、このブログを今見られてる皆様に質問があります。
国際感覚とは何だと思いますか?
今回は、私が考えるグローバル教育について、今年度より実施された本校のオーストラリア中期留学に触れつつ、お話させていただきたいと思います。
この中期留学プログラムは、今年度より始動しており、受け入れ先であるシティポイント校の独自プログラムにより、より日本人の語学力を伸ばすために特化したプログラムとなっております。シティポイント校は、とても ICT教育が進んでおり、電子黒板といった最新機器を使用しています。また、語学の学習だけでなく、ゴールドコーストツアーやブリスベンシティ船散策などオーストラリアの文化に触れる学びも同時に行うことができます。生徒にはメントー(お世話役)だけでなく、ホームステイ先など留学を希望する生徒にたくさんのネイティブの方が現地生活で関わるので、英語を使う機会を多く提供してもらえます。詳細については、新年度の国際交流関係の説明会にて、またお伝え致します。こちらについては、留学に興味がある方、希望する方はどなたでも参加可能となっております。
今回の留学メンバーは5名おり、それぞれが、留学を行うにあたって基準をクリアし、大きな志をもって、飛び立ちました。留学期間は、10weeksです。海外生活は、毎日があっという間に過ぎ、文化の違いを思い知らされます。
留学する人にとって、大きく成長できる点は、英語力だけではなく、自分で問題を解決する力、積極的にチャレンジする力、異なる環境に順応する力が特に伸びる部分であると私は考えております。
未知の世界に囲まれ、分からないことは自分の英語で人に尋ね、かつ、積極的に動かないと誰も動いてはくれません。そこに成長できるカギがあると思います。
今現在、5名の生徒は様々な生活の違いに戸惑っていたり、あるいは知らない世界に触れ、ワクワクしているかと思います。例えば、町中の風景一つとっても同じ町なのに、全く異なります。日常の何気ない物でも、違う角度で見ると、全く別の表情を持っているのではないでしょうか?私は、海外生活を終えて羽田空港に着いたとき、自動販売機を利用し、日本の自動販売機に感動しました。(至るところに自動販売機が置いてあること、手軽に購入できる、かつ、日本人が高いモラルをもって自動販売機を利用している)。
それぞれの国の文化の違いを受け入れ、その環境に順応し、己を成長させていくことが国際感覚ではないか、と私は感じています。
勇気をもって海外に飛び出した5名の生徒は、このプログラムを終えたとき、今後の人生観も変わっているかもしれません。その経験をもとに、今後の人生で、彼らが身につけた国際感覚を十分に発揮できる舞台で、大きく活躍してほしいと感じます。
そして、次年度は、また多くの生徒がこの中期留学プログラムや本校が行っている他の国際交流プログラムに参加して、自分自身の国際感覚を磨いていただけることを願っています。