『 新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする力 』
『 新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする力 』
校長 津山憲司
2年数カ月におよびコロナ禍が続いています。昨今は、ようやく感染拡大も落ち着き、日常を取り戻そうとしています。いや、取り戻すのではなく、新しい日常を創り出していかないとならないと考えています。これまでコロナ禍をくぐりぬけてきたからこそ、もっと新しい、もっと力強い、もっと進化した日常でならないと思っています。
この2年数カ月、本校は、「できるときにできることを全力でやろう」という方針で、なるべくリアルな教育にこだわってきました。休校を余儀なくされた時には、オンライン授業を進めました。スポーツフェスティバルやけやき祭などのイベントも決して中止せずに実施してきました。部活動においても、なるべく活動が継続できるように取り組んできました。ご批判もありましたが、国や県の感染防止対策を順守しながら、できるだけリアル活動を続けてきました。リアルな教育にこだわって、そして進化させてきました。たとえば、体育祭を「スポーツフェスティバル」にネーミングだけではなく内容や方針も変更し実施しました。コロナ禍を縫って、クラスごとの校外研修を新たに実施し、今年度は規模を縮小しての修学旅行も実施しました。それらのイベントを実施してきたことで、本校にとって新たな力を生まれたと感じています。それは、「新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする力」です。
今年度も新たなチャレンジとして、三つあります。一つ目は、「けやき祭」を金土2日間開催とし、土曜日を一般公開に踏み込みます。二つ目は、7月にマレーシアとの国際交流を再開します。オーストラリア中期留学や海外への修学旅行の再開も計画しています。三つ目は、「カリーチャレンジ」です。学校に竈を12基作製しました。これを使って、クラスごとにグループでカリー作りにチャレンジするという新たな試みです。このチャレンジは、探究学習の一環として「問題発見解決力」「コミュニケーション力」「チーム力」そして「チャレンジ力」などのコンピテンシーを培うことを目的としています。
これからも、本校は「新しいことに怖れず、何事にもチャレンジする学校」であり続けようと考えています。この方針は、必ずや生徒一人ひとりに、コンピテンシーを身につけさせ、これからの社会で堂々と生きていける人間力を培うことにつながります。そして、東海大福岡高校自身が、常に進化する学校であり続けていくことと信じています。