「自分の可能性を信じて夢をかなえる!」 ~建学記念式典スピーチ~
~ 自分の可能性を信じて、夢を叶える ~
こんにちわ!まずは、先週一週間、本当にお疲れさまでした。久しぶりに東海福岡らしいイベントができたと思います。また、この土日、いろんな部活動が全国大会にむけた挑戦をしました。そのなかでも、女子バスケット部が精華女子高校に勝ち、2位以上が確定し、見事3年連続の全国選手権大会であるウィンターカップの出場を決めました。あとで、報告会をしたいと思います。また、男女の駅伝大会も、男子が4位に入り、都大路は逃したもののよくがんばったと思います。女子も部員が少ないなか、女子サッカー部の生徒も参加してくれて、9位と大健闘だったと思います。女子バレーボール部も監督不在の中、県大会に出場し、本当によくがんばってくれました。ラグビー部は初戦を順当に勝ち進めました。次戦もぜひがんばってください。男子サッカー部は、筑陽高校に後半追い上げたものの、残念ながら1対2で惜敗しました。本当に悔しかったと思います。 勝負事は、勝つこともあれば、やはり負けることもあります。勝っても負けても、そのあとどうするかが、大事なことだと思います。特に、負けてしまったあと、その悔しさに、その痛みに、じっと耐えて、乗り越えたときに、その人の心の根が太くなり、心の幅が深くなるときです。勝負事だけではありません、人生においても、うまくいくこともあれば、思うようにいかないこともあります。思うようにいかなかった時こそ、その人自身が、大きく深くなるチャンスだと思います。どうか悔しさや痛みを力にして、次の目標に向かってがんばってほしいと思います。
11月に入りました。3年生はいよいよ進路決定にむけての闘いが始まります。自分の進路に真剣にむき合って、希望の進路をこじあけてください。1.2年生は、勉強に部活動に、まだまだこれから伸びていくことができます。じっくりと学習と部活動にむきあってがんばってください。
今日から、女子が前・男子が後ろの並び方を変えて、出席番号順に並んでもらっています。急に変更したにもかかわらず、このように整然とならんでくれてありがとうございます。先週の小野アイリさんの講演のあと、小野さんと話をしている中で、このように変えようと思いました。皆さんも小中学校のときはそうだったと思います。でも、本校では、以前より女子が前・男子が後ろという並び方が普通でした。言い換えれば、それが、うちの学校のあたりまえでした。ジェンダーの問題だけではなく、何事に関しても、今まで普通だと思っていたこと、あたりまえだと思っていたことも、一度立ち止まって見直していかないといけないですね。本校もここ数年、いろんな改革をして、いろんなことを変えています。もちろん変えられないことも多くあります。ですが、これからも、皆さんと一緒に東海福岡を進化させていきたいと思っています。「あたりまえ」の反対語、覚えていますか。なんでしたか。そうですね。「ありがとう」でしたね。「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないことです。「あたりまえ」のことを「ありがとう」という感謝の気持ちをもって考えることが大切です。もっと感謝できるようになろう、もっと「ありがとう」が多くなるように、がんばろうという気持ちになります。それが、「あたりまえ」のレベルを上げるということです。「あたりまえ」を変えるということは、ルールを変更したり、やり方を変えることだけではありません。負けるのがあたりまえ、できないのがあたりまえ、という意識を変えて、「あたりまえ」のレベルを上げていくことが、大事なことだと思っています。あなたも、「どうせできっこない」「こんなことは私には無理」と思っていることはありませんか。今のあなたたちには、「どうせできないこと」や「無理なこと」なんて、なに一つありません。可能性を自分自身でつぶさないでください。今のあなたに、なれないものはありません。できないことなんて、何一つありません。どうか、自分の可能性を信じて、挑戦してほしいと思います。
さて、今日は建学記念式典です。学園が建学して79周年、本校が創立して55周年を迎えます。このあと記念講演を行います。大嶋啓介さんという方を迎え、「夢を叶える力」というテーマでお話をいただきます。私が大嶋啓介さんに本校に来てほしい、ぜひ講演をしてほしいと思ったのは、私がいつも皆さんに話し続けていることに関係があります。私は、皆さんに「人の笑顔のためにがんばれる人」になってください。といつも言っています。人を笑顔にすると自分も笑顔になります。あなたが何かを成し遂げて、お父さん、お母さんや周りの人を笑顔にするとあなたもうれしいはずですよね。あなたも笑顔になりますよね。いいかえれば、周りの人の笑顔・幸せのために、何かをすることで、自分も笑顔になれる、幸せになれるということです。だから、「マスクの下は、いつも笑顔なのです。」このあとの大嶋啓介さんの講演、きっとあなたの心に刺さる言葉をいただけるお話になると思います。このあとの講演を楽しみにして、私のスピーチを終わります。ありがとうございました。