マスクの下は、いつも笑顔!
この夏のオリンピック、実施されたことに賛否はあったものの、いろんなスポーツ競技を見て感動した人も多いでしょう。また、メダルを目指して必死に闘っている姿に励まされた人も多かったのではと思います。私が今回のオリンピックを見て感じたことは、メダルを取った選手、そして惜しくもメダルに届かなかった選手も、多くの選手が口にした「楽しむことができました。」というコメントでした。
スポーツは苦しいもの、辛いもの、しんどいものというイメージから、本来のスポーツの持つ力、それは楽しいものではないでしょうか。誤解のないようにいうと、もちろん苦しいしんどい練習が不可欠でしょう。また思うようにいかないもどかしさや苦しみも乗り越えなければなりません。でもスポーツの持つ本来の力は、競技者も見ている人も、人生における楽しさがベースになっているのだと思います。
スポーツだけではありません。音楽も芸術も、実は学問も、人の人生における楽しさがベースになっているのだと思っています。スポーツも、音楽や芸術も、そして学問も、人生を楽しくさせるものなのです。だからこそ、一生懸命になれるのではないでしょうか。
そういった意味でも、皆さんに私が一番伝えたいメッセージは、「人を笑顔にしよう。自分も笑顔でいよう」ということです。言い換えれば、ひとを笑顔することが、自分が笑顔なれるコツなのです。どうか人の笑顔のためにがんばれるひとになってください。本校教育の原点として、‘笑顔’を大事にしたい思います。
今後も、コロナ禍がまだまだ続いていきます。私はコロナ禍で社会全体が何かギクシャクしていると感じています。誰かの悪口を言おう、誰かを攻撃しよう、誰かを貶めよう、誰かのせいにしよう、そんな雰囲気を感じています。そんな雰囲気だからこそ、どうか笑顔だけは失わないようにしましょう。どうか本校がたくさんの笑顔が溢れる学校にしましょう。きっと皆さんのたくさんの笑顔が、次の福を呼び、災いも、嫌な雰囲気も吹き飛ばしてくれるはずです。
それには、まず笑顔で人と接することです。笑顔で授業を受けることです。笑顔で部活動をすることです。もちろん先生方にも笑顔で指導あたるように心がけるように話をしています。実際は、叱られることもあるでしょう。強く注意されることもあるでしょう。厳しいことを言われることもあるでしょう。
時には、真剣勝負で議論したり、闘いあうことも必要なことでしょう。私の言いたいことは、どんな時でも、教師と生徒、生徒同士、すべて人と人との間の根本に、笑顔を忘れないでくださいということです。人と人との間と書いて「人間」と読むます。そこに笑顔がたくさんあふれることを望んでいます。
生徒の皆さん、先生方を笑顔で授業ができるように心がけてください。部活動でしかめっつらで指導にあたる先生がいたら、どうか笑顔で指導できる空気を自分たちで作ってみてください。
先生が笑顔で指導すれば、生徒の皆さんも笑顔で学べます。笑顔になれば、ポジティブになり、主体的な学びや活動に繋がります。主体的な学びや活動は、皆さんを大きく成長させます。まずは、笑顔で授業うけ、部活動を笑顔で頑張ることを、意識することから始めましょう。これからの本校教育の原点は‘笑顔’です。皆さんと一緒に笑顔あふれる学校にしましょう!
「マスクの下は、いつも笑顔!」