2019年新年メッセージ 『進化』
2019年新年メッセージ 『進化』 校長 津山憲司
明けましておめでとうございます。
2019年(平成31年)がスタートしました。今年は「平成」最後の年となります。新たに元号が改められ、まさに新しい時代に変わっていこうとしています。現在の社会情勢は、SNSの普及やAI(人工知能)・IOT(モノのインターネット化)などの社会進出によって、どんどん変化していこうとしています。いや、変化ではなく「進化」を遂げようとしているのかもしれません。そういった社会情勢の中で、我々の価値観や考え方も変わっていかなければなりません。古い慣習や価値観から、勇気をもって新しい考え方に挑戦していかねばなりません。それが「パラダイムチェンジ」(今までの価値観や考え方を劇的にチェンジすること)ということです。
本校が進化するために、私が本校の生徒の皆さんや教職員に望むことは、「主体性」だと思っています。第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの就任演説の中で有名な一説があります。「国があなたのために何をしてくれるではなく、あなたが国のために何ができるのかを考えようではありませんか」と述べ、さらに「私たちは、今までになかったものを夢見る人々を必要としている」と訴えています。今の時代にこそ重要な意味があると思います。誤解を恐れずに言うと、「学校があなたに何をしてくれるのではなく、あなたが学校に何ができるのか」・「授業があなたに何をしてくれるのではなく、あなたが授業にどうかかわっていけるのか」・「チームがあなたに何をしてくれるのではなく、あなたがチームのためにどんな貢献ができるのか」を強く考えてほしいと思っています。
本校のスローガン「Team Tokai Fukuoka」、本校は「グループ」ではなく「チーム」です。「グループ」とは単なる人の集団を意味しますが、「チーム」はある目的のために目標にむかって進む集団を意味します。ですので、「仲良しグループ」とは言っても、「仲良しチーム」とは言いません。また、「強い絆で結ばれたチーム」と言っても、「強い絆のグループ」とは言いません。本校は「チーム」です。「高い人間力をつける」という目的のために、授業や部活動、イベントなどにおいてそれぞれの目標にむかって進む「チーム」なのです。
今年は授業改革2年目です。また、部活動改革や教員の働き方改革にも着手しようとしています。「チームがあなたに何をしてくれるのではなく、あなたがチームのために何ができるのか」という「パラダイムチェンジ」することこそが、皆さん一人ひとりの「進化」に繋がっていくと信じています。
2019年が、皆様方にとって健康で明るい年になることを、また「進化」する年になるように願っています。
最後に、女子サッカー部の皆さん、明後日からの全国選手権大会での健闘を大いに期待しています。頑張れ!