『あっぱれ! 「なでしこTokai Fukuoka」』
『あっぱれ! 「なでしこTokai Fukuoka」』
本校の女子サッカー部が、冬の全国選手権大会出場を懸けて沖縄で行われた女子サッカー九州大会を戦いました。結果は3位となりました。
金と同じ値打ちの見事な銅メダルです。その大会の中でも、特に大分県代表の柳ヶ浦高校との準々決勝は、全国大会を懸けた大一番であり、お互いに気持ちが前面に出た一歩もひかない好ゲームでありました。両チームの攻防を見ている誰もが手に汗握る試合でありました。結果1対0で競り勝ち、全国女子サッカー選手権大会に2年連続3度目の出場を決めてくれました。チーム全員で勝ち取った勝利であります。本当によくやったと思います。
全国大会出場を勝ちとることのできるチームはほんの一握りです。多くのチームや高校は、一歩手前で残念にも夢破れてしまいます。だからこそ、今回の出場権を懸けた試合は、なによりも重く価値ある勝利だったと思います。女子サッカー部のみなさん、本当におめでとうございます。
私が応援のため沖縄に入ったのが、準々決勝の試合当日の朝でした。すぐに試合会場に到着すると、今回の女子サッカーの遠征をお手伝いしていただいているラド観光の原田さんから、こんな話を伺いました。「チームが沖縄入りした翌日、ある総合運動公園陸上競技場を借りて試合前日の練習をした際に、その競技場の管理責任者の方からお褒めの言葉をいただきました。『こんな気持ちのいいチームは初めてです。グラウンド準備の手際の良さ、練習後の後片付けも非常にスムーズ。何よりみんな立ち止まって気持ちのよい挨拶が最高です。本当に素晴らしいチームです。ぜひ頑張ってください。』と。」
これが勝利の秘訣であり、勝利する者の値打ちだと思います。関わっていただいたすべての方から応援されるチームなんだと思いました。このことは、一朝一夕に備わることではありません。来る日も来る日も気持ちのスイッチを入れて練習を重ねボールを蹴り続けることで、ようやくその成果が試合に出るのと同じです。日々の行動、日々の挨拶、一つひとつ言動の積み重ねが、自然と立ち振る舞いに擦り込まれる。そしてそのことが、今回のお褒めの言葉に繋がったのだと思います。
さあ、来年お正月の全国大会まで、グラウンドでの準備はもちろんですが、グラウンド外での準備も怠ることなく重ねて、全国大会まずは初勝利を期待しています。また、皆さんの気持ちのよい行動や挨拶は、本校の他の部活動やたくさんの生徒たちもできていることです。要するに、チーム東海福岡全体の行動、挨拶であるともいえます。皆さんが褒められることは、チーム東海福岡が褒められることでもあります。そういった意味でも、皆さんがチーム東海大福岡の代表として、全国のステージのグラウンド内外で、大いに活躍してほしいと願っています。
あっぱれ! 「なでしこTokai Fukuoka!」 よくやった!