本校の『授業改革』
本校の『授業改革』
先週に始業式と入学式を終え、2018年度も本格的にスタートしました。本日の対面式では、生徒1089名と教職員110名の約1200名のチーム東海福岡のメンバーがようやく揃いました。
今日の対面式のあとの全校集会では、前回のブログ『理想とする教育』で述べました教育の原点である「人は何のために学ぶのか?」という命題について全校生徒に話をしました。その命題を簡潔に要約すると、「勉強は他人を幸せにするためにするものです。」「そして、他人を幸せにすることこそが、自分が幸せに生きる唯一の道である」ということです。私は生徒たちに、『他人の幸せのために尽くすことが、自分の幸せと感じられる人』に育ってほしいと願っています。そのことをしっかりと踏まえて、今年度は、アクティブラーニングを柱とした授業改革に力を入れたいと考えています。
今年度、本校では、本校教育の根本的な考え方である「スクールポリシー」と、身につけさせる能力資質である「スクールコンピテンシー」を内外に明確に周知させていきたいと考えています。
まず、本校のスクールポリシーは、人間力を育てることであります。その人間力を三つの力に定義づけました。その三つとは、‘豊かな人間性’と‘逞しい社会実践力’そして‘強い使命感[気概]’であります。すなわち、本校の「スクールポリシー」は、『三つの人間力』を育てることです。
次に、社会で役立つ能力資質である「コンピテンシー」は、『七つの学力』に分類しました。その『七つの学力』とは、知識技能獲得力、思考創造力、問題解決力、コミュニケーション力、チャレンジ力、チーム力、異文化理解力の七つの力です。
また、『七つの学力』を身につけるという明確な授業を展開するために、アクティブラーニングを積極的に導入し授業改革を進めていきます。そのため、授業における『Ⅹの約束』というものを設定しました。「テンの約束」と読みます。これは、教員と生徒がそれぞれ10項目の授業での約束事を設定したものです。先生と生徒がお互いの共通認識のもと、先生と生徒が一緒にいい授業を創りあげていくためのものです。『Ⅹの約束』を徹底し、アクティブラーニングが展開され、『七つの学力』を身につけられる東海福岡オリジナル授業文化の構築が始まります。
今年度より、本校では授業はもちろんクラス活動、行事や部活動などすべての教育活動を通して、『三つの人間力』育て 『七つの学力』を身につけさせたいことを明確にしていきます。そのために、教職員一同ひとつのチームとなって、また教職員と生徒と保護者がひとつのチームとなって取り組んで参る所存です。
情熱と感動のある、魅力ある授業を展開します!