『理想とする教育』
『理想とする教育』
2018年度がいよいよ始動しました。今年度新入生402名を迎えてのスタートとなります。桜の花も今満開の時期を迎えています。残念ながら、今週末の入学式には葉桜になっていることでしょう。しかしながら、葉桜はまさに花びらが散ったあとに新しい芽が出て若葉が茂る。そして1年後にまた美しい花を咲かせる準備なのです。新たな気持ちで新年度を迎える新学期にピッタリではないでしょうか。
さて、新しい年度を迎え、新たに教育の原点に立ち還って、「人は何のために学ぶのか?」という根源的な命題について少し考えたいと思います。
生徒の皆さんにとっては、何のために学ぶのか? 保護者の皆様にとっては、何のために学ばせるのか? 教職員にとっては何にために教え育てるのか? ということです。いい大学に入学するため、いい仕事に就くため、資格を取得するため、公務員になるため、プロスポーツ選手になるため・・・いろいろな答えがあると思います。
そうしたら次に、何のために大学に入るのか? 何のためにいい就職したいのか? 何のために資格を取得して仕事に就くのか? そして何のためにプロスポーツ選手を目指すのか? という質問をしたいと思います。どうでしょうか? いい生活がしたいから。好きな仕事に就きたいから。他人から感謝されたいから。社会から信頼される人生をおくりたいから・・・そうですよね、誰しも生活に困らないお金があって、やりがいのある仕事に就いて、他人からありがとうと感謝されるような生き方をしたい。周りから信頼される立場にも立ちたい。すなわち、誰しも幸せになりたいんですよね。
そうなんです。幸せになるために、人は学ぶものですよね。言い換えると、人は幸せになるために努力し生きていくものです。ただし、ここで私が半世紀と少し生きてきた中で確実に伝えられることは、自分が幸せになるには、他人を幸せにすることこそが唯一の道だという真理です。周りの人に喜んでもらう、誰かの力になる、困っている人をサポートする、迷っている人を導く、そういった他人のために何かできることが自分自身の喜びであり、自分自身が幸せになる唯一道だということです。
今年度、本校が「人は何のために学ぶのか?」という教育の原点をしっかりと見据え、時代のニィーズに応えるべく教育に邁進していく所存です。
2018年度、来年の3月にはまた美しい桜の花が開くように、、、 いよいよ始動です。。。
理想とする教育
『自分のことより、友人や周り人のことに気配り心配りができる人。
社会や世界の情勢に目をむけて、心を配ることができる人。
そして、自身の生き方として、他人の幸せを自分の幸せとできる人
を育てたい。』